「パリの大衆食堂『ブイヨン』という文化」。
こんにちは、北海道北見市のフレンチレストラン「メゾン・ブレイズ」店主です。
2024年のパリ滞在中に見かけた、ある行列のお話を。
人生初の三ツ星レストランでの食事を終え、宿へ向かう途中。
ものすごい行列を発見しました。
並ぶのが嫌いなはずのフランス人がずらっと並んでいる。
これは何だろうと気になって、店先のメニューを覗いてみたところ——
…え、安っ。
夏トリュフ入りマヨネーズ付きゆで卵が3.8ユーロ(614円)。
セップの濃厚スープが4.3ユーロ、キッシュ・ロレーヌも5ユーロ。
メイン料理ですら15ユーロを超えません。
しかも並んでいるのはクラシックな料理ばかり。
この値段なら、そりゃ並びますよね。
店の名前は「Bouillon Republic」。
「ブイヨン」というと店主はスープや出汁の意味しか知らなかったのですが、帰国後に調べてみると少し違う意味がありました。
1855年、肉屋が余った骨付き肉のスープを安く提供した食堂が始まりで、そこからパリの「大衆食堂」を指す言葉になったそうです。
慣れ親しんでいた言葉に、そんな意味があったとはちょっとした発見でした。
この時はランチ直後でかなり満腹だったので、流石に並びませんでしたが。
次に一人旅する機会があったら、ちょっと並んでみたいなと思う店主なのでした。
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