「南仏ニース風、トリップのトマト煮込み」。
こんばんは、メゾン・ブレイズの店主です。
今回ご紹介するのは当店のお料理の中でも安定した人気を誇る「トリップ・ア・ラ・ニソワーズ」。
ハチノス(牛の第二胃)をトマトで煮込んだ南仏ニースの郷土料理です。
この料理の味の要はシトロンコンフィ(塩レモン)。
元々モロッコの発酵調味料で、フランス保護領時代にフランス人が持ち帰り自国の料理に取り入れたものです。
イタリアやスペインにもトリッパのトマト煮込みはありますが、ニース風が独特なのはこの塩レモンの酸味が隠し味として効いている点。
ハチノスを噛み締めると広がる強烈な旨味に、シトロンコンフィの酸味が加わることで最後まで飽きずに食べられます。
内臓のような香りの強い食材との相性が抜群(この辺は年中暑いアフリカ由来の調味料であることが一因かと)で、夏の印象が強い南仏らしい一皿です。きりっと冷えたロゼと合わせたくなりますね。
ハチノスは仕込みが大変なので、下茹でから煮込みまで半日ほどかかり、仕込める量には限りがあります。
定番メニューとして置いていますが、品切れすると復活まで時間がかかるメニューです。
