「サン・ジョゼフ・デ・ナシオン教会」。
メゾン・ブレイズの店主です。
フランス旅行記パリ編Vol.2、今回は三ツ星レストランでの食事の後に足を運んだ、とある教会でのお話です。
店主が泊まる宿のバルコニーから見えていたサン・ジョゼフ・デ・ナシオン教会。
部外者には入れないだろうと思っていましたが、裏手に回ると誰でもウェルカムな雰囲気。
フランスでは政教分離法により、教会の入場料はほぼ無料とのことでした。
正直、店主は大して信仰心に篤い人間というわけでもないのですが、一度中に入ってみると…
巨大な柱、美しいステンドグラス、聖人の彫像。
まるで宗教画の中にいるような感覚。
日本人の店主からすると完全に異世界ではあるものの、不思議と落ち着く空間でした。
ただ、同時に微妙に心にひっかかる体験でもありました。
というのも、自分は三ツ星レストランで人生最大の対価を払うような高価な食事をした後です。
その直後(といってもお酒が抜けるような時間になってから行ってはいます)、身体を痛めて職を失ったと思しき方が祈りを捧げる姿を目にしたわけですから、何となく罪悪感を覚えてしまったのかもしれません。
もしくは、教会がセーフティネットとしての役割を担う、日本とは異なる宗教の一面を目の当たりにしたからというのもあるかもしれません。
この場所は、自分の知らない世界を突きつけられたように感じました。
観光地でもないこの教会のことは、日本に戻ってきた今もどこか頭に残っています。
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