メゾン・ブレイズができるまで。

こんにちは、メゾン・ブレイズです。

今回はこのお店ができるまでを写真でまとめてみました。

実は作り始めてから出来上がるまでの間、ずっとGoProのタイムラプス動画で撮影しているのでこれも機会を見てご紹介させて頂こうと思っています。

常連のお客様はご存知かもしれませんが、このお店は元々店主の大叔母が住んでいた家でした。

90過ぎまでこの家で一人暮らしをしていたので、玄関には沢山の転倒防止用手すりが。

これらを全て外してまっさらな状態にし、2×4材で柱を立てて壁を作っていきます。
直接壁を加工してしまうと現状復帰できませんが、こうしておけば元に戻せますからね。

この写真は両サイドの壁が完成した状態です。
ただ、このままではあまりに殺風景すぎてお店としての体をなしていませんね笑。

壁の板のつなぎ目をパテで埋め、タイル貼りの床にアンティーク加工した板を貼っています。

これだけでかなり雰囲気が出てきましたね。
この時の床板は子供達と一緒に加工したのですが、先程聞いてみたところすっかり忘れてしまっていました。
まぁ、子供はそんなもんだと思います笑。

続いて柱を建て、腰壁を貼っていきます。
現在ブーダンノワールの缶詰とラズベリースプレッドを置いている小さい棚もこの時点でできていますね。
腰壁にするとクラシックな雰囲気が出るのですが、今思い出してみるとひたすら板を加工していた思い出しかありません笑。

腰壁と柱を建て終わったら、養生してからベニヤ板にシーラー(ベニヤから出るヤニを抑える効果があります)を塗り、乾いたらその上から漆喰を塗ります。

漆喰を塗ると更に雰囲気が出てきますが、そのままだと綺麗すぎるので汚れた布でこすったり傷をつけたりして古ぼけた感じにしています。

ツーバイ材の厚みの分しか奥行きが取れないため、苦肉の策で儲けたのがこの棚板。ただ、これを付けたことで色味に変化が出て、かつ立体感も加わったので結果的に良かった気がしますね。

更に天井には重量感のある枕木に色を塗ったものを沢山渡して固定。床と両サイド、そして天井が覆われたことでかなりお店らしくなってきました。

そしてこちらが商品陳列用の棚。
実はこれも出来合いではなく自分で作りました。

たまたま地元の大型の服屋さんが閉店することになり、そこで線路の枕木が沢山格安で売られていたので使わせてもらった(上の方で天井に使っているものと同じ物です)のですが、厚みといい風合いといい、アンティークな雰囲気バッチリだったので気に入っています。

陳列棚の上部も板で目張りをし、調理で使う銅鍋をレイアウト。

電気工事屋さんに来てもらって照明も設置。この時点で、若干和洋折衷ではあるものの、かなりお店らしくなってきました。

柱にはガチのアンティーク燭台を設置。

雰囲気が整ってきたところで、最後に残った玄関側の目張りも進めていきます。

玄関側の板張り完了。何が大変って、全部の板に色を塗ってアンティーク加工して…とやらなければならないのがハードでした。何故こんなスタイルのお店にしたのだと自分を責めまくったのを覚えています(笑)。

最後に、靴を脱いで上がった先の部分も板張り完了。
まだディナーを提供した回数が少ないので、ここまで上がったお客様はごく僅かです。

そしてこちらが現在のメゾン・ブレイズ。
製作当初のイメージは「フランス山間部にある田舎の惣菜屋さん」だったのですが、なかなかいい感じに仕上げられたのではないでしょうか。

荷物置きを作ったり本を飾れるようにしたり、まだまだ細かな部分をマイナーチェンジしていく予定ですので、是非楽しみにしていてくださいね。

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