蝦夷鹿のフォン、完成です。
4キロ弱の骨と2キロ弱の端肉を使って、取れた出汁は3.1リッター。
希少な蝦夷鹿の旨味の素です。大事に使っていこうと思います。
ちなみに12月の「蝦夷鹿とフォアグラのシューファルシ」は今回フォンをひくのに使った鹿よりも若い、2歳の雌鹿のフォンと肉を使っています。
一方、今回のフォンをひくのに使ったのは三段角の雄鹿。
ご覧の通り、フォンも濃厚で肉の味も濃くなっています。
同じシューファルシでも12月のものと1月のものではスープや肉ダネの味が変わってくると思うので是非お試しください。
ジビエの魅力は「ひとつとして同じものが無い」という部分にあると思います。
個体ごとに骨や肉の性質が異なるので、毎年蝦夷鹿のロティ(ロースト)を食べても肉やソースの味は同じものにはなりません。
だからこそ楽しいんですよね。まさに季節の味覚です。
是非お気に入りのワインと合わせてお楽しみください。
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