今年はキノコの出が良くて、イタリアで言うところの「ポルチーニ」が結構沢山採れています。
フランス語だと「セップ」と呼ぶのですが、平地で採れるものは少し色が薄めです。
北海道でも高地の針葉樹林帯に行けば、欧州と同じ種類のポルチーニ(セップ)が採れるんですよ。
…熊の襲撃に怯えながら探す必要はありますが。
今回採ったものは干したり冷凍したりしています。
10月からメニューを一部変更して、より秋らしい感じにしていきますね。
ケークサレやパテドカンパーニュの具材にキノコを使ったり、テリーヌに入れたりと色々活躍予定です。
他にも様々なキノコを採っているので、ちょこちょこ紹介していきます。
そしてこちらの写真は「エシャロット」という欧州の香味野菜です。
実はお隣の訓子府町で作っているんですが、きちんと組織としてこのエシャロットを作っているのは日本で訓子府町だけなんですよ。
香りは玉ねぎよりもシャープで強く、かつ玉ねぎ特有のマッタリした甘味が無いので肉料理の薬味として抜群の効果を発揮します。
また、この写真を見て頂けるとわかりますが、玉ねぎと違ってエシャロットは球が複数に分かれているのも特徴です。
ひとつの球根に見えるものも中で分かれていたりするんですよ。
このエシャロットは明日のケークサレ(玉ねぎとベーコン)に混ぜたり、野菜のテリーヌに使うムースリーヌソースにも使用します。是非試してみて頂きたいですね。
また店頭でも販売しますので、ご興味がおありの方は是非調理してみてください。
昨日は貴重なこのエシャロットで「ソース・ボルドレーズ」を作って牛肉と合わせてみました。
バターでじっくり炒めたエシャロットに赤ワインを注いで煮詰め、エシャロットの香味をしっかり移してからフォンドヴォーを注いで煮詰めれば出来上がり。
シャープながら旨味の強いソースと牛肉の相性は抜群でしたよ。
軽く炒めたエシャロットも付け合わせに添えてみましたが、これがまたシャキシャキでGood。
日本でも訓子府でしか作られていない野菜ですから、お店でも様々な形で使っていきたいなと思っています。
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