ラパン(ウサギ)のブレゼが今週金曜日のメイン料理となりますが、先々週とはちょっと具材を変えてみようかなと。
フランスではトリュフ、セップ(ポルチーニ)と並ぶ高級キノコである「モリーユ(和名アミガサタケ)」を投入します。
店主は毎年春になるとモリーユを採っているのですが、今年は雪が異常に少なかった影響か出が悪く、例年の1/5以下の収量となりました。
その少ない収穫も東京の友人のお店に大半を送ってしまったのですが、ありがたいことに神戸の友人から「モリーユ採ったけど使いますか?」との連絡が…!!!
勿論速攻で「お願いします!」と返信しました(笑)。
そんなわけで何とか今年もモリーユが手に入ったわけですが、このキノコは白身の肉+クリーム系のソースと非常に相性が良いので、白身肉のラパンとは絶好の組み合わせなんですよ。
ラパンの骨から出た濃厚な出汁をクリームで軽く伸ばし、その煮汁が煮詰まったソースをモリーユがたっぷりと吸い込む………想像しただけで白ワインがガブガブ飲めそうです。
日本だとモリーユはあまり知られていませんが、シンプルに味が濃く非常に美味しいキノコです。
ただ、和食と合わせるのがかなり難しい(というか無理筋)のと、生えるのが春なうえ旬も短いことからキノコ狩りの対象としては人気がありません。
しかし、しつこいようですが美味いんですよこのキノコ。
東京のレストランだと、小さいモリーユが3個追加されるだけで+1,500円くらいになります。
今回もおひとり様の分量にモリーユ3個は入れようと思っていますので、希少な春の味覚を是非お楽しみください。
とにかくソースをたっぷり含ませて、ワイングラスを片手に持ってからパクリとやることをお勧めします。
美味いですよ~。
ちなみにまともに値段を付けると一気に倍近く高くなってしまうので、今回は思い切ってお値段据え置きでいきます。毎回はこんなことできません(下手な安売りは自分の首を絞める)ので、たまたま食材を頂いた今回のみです。
是非白ワインと合わせて(当店でもミニボトルに詰め替えて白ワインを販売しております。またヴァンクールさんやHEPPOCOさんなど市内のワインバーには当店のお惣菜を持ち込み可能です)頂いてみてくださいね。
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