前日に飲みすぎてグロッギーな店主でしたが、翌日は何とか早起きに成功。
東京駅から新幹線こだまに乗車し、一路向かうは静岡県。
目指すは「オクシズ(奥静岡)」の隠れた名店「ヤマメ料理 牛ヶ峰荘」です。
店主がこのお店の情報を発見したのは17〜8年ほど前。
静岡市中心部から大きく離れた足久保にあるらしく、最寄りのバス停にバスが停まるのは1日に4~5本だそうです。
しかし数少ないネット上の評判を見る限り、大変趣があって美味しそうで…是非一度行ってみたかったんですよね。
まぁご覧の通り、交通の便が悪いなんてものじゃないところにある上、車がすれ違うことすらできない細い道から見えるのは、ノボリが1本だけとのこと。
そのそばにある鉄板の橋を渡り、奥に進むと木立に隠れた山小屋が右側に見えてくる、らしいのですが…
いや~、勿論予約はしておいたんですが、その時も「道に迷ったら電話してください」と言われていたんですよ。無事に到着できて一安心です。
お店の外観もご覧の通り。江戸時代からタイムスリップしてきたかのような趣です。
そしてお店の中にはなんと「沢」が流れており、そこにはたくさんのヤマメ達が泳いでいるんです。
20代の頃から気にはなっていたんですが、場所が場所だけにそうそう行けるはずもなく…
ようやく辿り着いた時には既に四十三になっておりました笑。
気さくなご主人の歓待を受けつつ、着いて早々日本酒をお願いする店主。
こちらのお店、前述した通り登山客しか足を運ばないような山奥の集落、しかもメインの道を外れ脇道をかなり進んだところにあるので、そうそう見つけられないような場所にあります(バスの通るメインの道からは遠すぎて一切見えません)。
しかし、その狭き門(?)をくぐり抜ければご覧の通り、最高のロケーションで絶品のヤマメ料理が頂けるんですよ。
山小屋を彷彿させる店内には先代店主の作った沢が流れており、気持ちよさそうに泳ぐたくさんのヤマメたち。
注文が入るたびにご主人がタモでヤマメを掬い、塩焼きや味噌詰め焼き、お刺身、唐揚げなど様々に調理して提供してくださいます。
地酒は静岡県富士宮市の富士錦酒造さんが醸す「純米酒 あし久ぼ」。
店主、静岡の地酒は昔から好きでして、満寿一(ますいち)や喜久醉(きくよい)、磯自慢など色々飲んでおりました。
静岡県は水の質が柔らかいからなのか、辛口でもどこか共通してまろやかさがあって、飲み疲れしないお酒という印象があります。
こちらの「あし久ぼ」も、静岡の地酒らしい優しさがあってつい杯が…
昼から日本酒をグイグイ行く店主を見て、ご主人も一杯やりたくなったのか、2人で同じお酒を乾杯し、カリッと焼き上がったヤマメをガブリと。
…いや〜、旨いです。
外側はカリカリ、中はふわふわで、塩加減も絶妙。これは日本酒が消えます(結局3合近く飲んでしまい、帰る頃にはフラフラでした笑)。
味噌詰め焼きも決して塩辛くなく、丁度いい甘辛で、頭から尻尾まで全部頂いてしまいました。
サービスで出してくださったヤマメの甘露煮とお通しのきゅうりの佃煮(!)を箸休めに頂きながら、日本酒を気持ちよくグイグイと。
続いてはまだ目がピカピカしている、捌きたてのヤマメのお刺身でもう一杯。
残った頭と骨もカリッと焼き上げて醤油をひと垂らししてくださるのですが、これまた最高に乙な酒肴になるんですよ。
炊き立てのご飯にナスと茗荷のお味噌汁で締めて、最高のオクシズ体験ができました。
帰りしなには「折角遠くから来てくれたんだから持っていきな〜」と、お手製のヤマメ甘露煮を頂いてしまい、恐縮しきりの店主。本当にいいお店でした。ぜひまた伺いたいと思います。
この気分で都会的なビジネスホテルに泊まるのは「違う」と(旅程を練っていた時から)感じていた店主。
そのまま山梨県の下部温泉へと向かいます。
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