「上川大雪産オショロコマを釣ってきました」。

「上川大雪産オショロコマを釣ってきました」。

こんばんは、メゾン・ブレイズの店主です。

昨日は上川町の「大雪つりぼり」さんに足を運び、清洌な冷たい水で育つ「オショロコマ」を沢山釣ってきました。

当店の通販用ディナーセットに欠かせない「上川大雪産オショロコマのエスカベッシュ」を作るためです。

オショロコマ、と言ってもご存知ない方が多いでしょうから簡単に説明しますと、日本では北海道にしか生息していないイワナの仲間です。

北海道には「アメマス」というイワナの仲間もおりますが、こちらは体色が明るめで白色の斑点、一方のオショロコマは黒っぽい体色でオレンジ色の小さな斑点があるのが特徴です。

また、イワナの仲間なのでウロコが無いのも特徴ですね。繁殖期になるとお腹がオレンジ色に輝いて美しいんですよ。

ちなみにヤマメに比べオショロコマは上流に棲む傾向があります。
店主の住む北見市では街中でもヤマメが釣れますが、オショロコマに関してはかなり上流部に行かないと姿は見られません。

そして気になるお味ですが、ヤマメに比べオショロコマは筋肉質で高タンパク、肉に水分が多いのでこれをしっかり焼き飛ばす必要はありますが、調理法さえきちんとすれば非常に食べやすく美味しい渓魚です。

今回は少しだけ多めに釣ってきたので、2尾だけムニエルにしてみました。

塩胡椒したら15分ほど置いて水分を拭き取り、粉を叩いてたっぷりのオリーブオイルでカリッと焼き上げます。

週末に採取したハタケシメジを水分が飛ぶまでバターで炒め、最後に塩胡椒して旨みを凝縮させたソテーをソース代わりにしてみました。

カリッと焼き上がったオショロコマの皮とふんわりとした身、そこにコリコリのハタケシメジを合わせると最高です。秋ならではの組み合わせを堪能しました。合わせるならやはり泡が良いかなと思いますが、熟成したピノノワールも意外と合いそうな気がします。

ちなみにエスカベッシュ用のオショロコマはさばいた後に塩を振り、一夜干しにしてから揚げるという一手間をかけています。

前述の通り身の水分が多い魚なので、こうすることでしっかりとした食べ応えのあるエスカベッシュの具材になるんですよ。

頭や尻尾のヒレもカリッと揚げて混ぜ込んでいますので、気になる方は是非ディナーセットも試してみてくださいね。

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