先日帯広で購入してきたユリ根、さてどう調理しようかなと思っていたんですが、昨秋採取して冷凍しておいたキノコがまだ少し残っているのを思い出しました。
なのでここは冬のフランス料理らしく、ユリ根とキノコで「ヴルーテ」を作ってみようかなと。
ヴルーテはベシャメルソース(ホワイトソース)を鳥の出汁などで伸ばした、スープ兼ソースのようなクラシックフレンチの一つ。
ただ、現代はその重さから敬遠されつつある傾向にありまして、レストランで見かけるヴルーテもより軽く仕立てたものが殆どです。
店主は割と重い料理が好きな方ですが、たっぷりキノコの入った濃厚なスープをベシャメルで仕立てるのは流石に古すぎると感じたので、鶏のフォン(出汁)と生クリーム、牛乳で少し軽めに仕立ててみました。
というわけで写真撮影に使ったヴルーテを味見してみましたが…実にGOOD!!!
ユリ根の優しい味わいが鶏のフォンと手を繋いで下支えに回り、キノコ単独では作り出せない味の奥行きを生み出しています。
ただ、これを200mlは流石に濃厚すぎると感じたので、150mlでの提供として先程ウェブサイトの方に商品登録しました。
今回は少し多めに作ろうと思いますので、是非味わってみてくださいね。どんなワインと合わせるか、かなり想像力を刺激される料理になっています。
今週は同じく十勝で仕入れてきたスイートキャベツをエゾシカとフォアグラのシューファルシに使いますし、香り高いアロマレッドという人参をキャロットラペに使用します。
ポテに入れるジャガイモもカラフルな感じになる予定(ノーザンルビー、シャドークイーン、インカのめざめを使ってみようかなと)なので、併せてお楽しみください!
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